商品のご紹介

和名：コーネルピン

英語名： kornerupine

産地：スリランカ、ミヤンマー。ケニア、タンザニア、マダガスカル、カナダ、インド、グリーンランドなど

＜命名と発見＞

オンネルピンはグリーンランドのFiskernaesで最初に発見された。この時発見されたものは、淡緑色～灰を帯びた黄緑色の結晶といわれている。1884年、dLorenzenによって報告され、テンマークの料学者、ANKomneTup にちならジカーネルビン（kornerupine）と名付けられた。その後、マダガスカルやスリランカなどで発見されている。

＜産地と産状＞

宝石品質のコーネルピンは、スリランカやタンザニアなどで発見される。スリランカでは、コーネルピンなどを含む岩石が崩壊し、水に流され堆積した砂礫の中に見つかることがある。タンザニアなどでは、既存の岩石が長い年月をかけて温度や圧力が加わってできた変成岩中に結晶として含まれているものが発見されている。いずれにしても、研磨できるレベルの宝石品質の結晶は稀と思われる。

＜コーネルピンの色の原因＞

コーネルピンの色は主に鉄によるものと考えられ、スリランカなどで産出するコーネルピンは褐色～黄色の石が知られている。その中にはキャッツアイ効果を示す、コーネルピンキャッツアイもみられることがある。タンザニアやケニアなどでは鉄の他にクロムやバナジウムを含むことで緑色～青色になったコーネルピンがあり、その美しさから宝石愛好家の垂の的となっている。