前編では、“宝石選びの自由”という価値観がどのように生まれ、これまでの歩みとキャッチフレーズに込めた想いについて伺いました。 後編では、その想いがどのようにジュエリーのかたちとなり、現在のオリジナルデザインへとつながっていったのか。 これから目指す未来についてお話を伺います。 “わがまま”から生まれた、櫻井彩子のオリジナルデザインの秘密 Q:オリジナルのジュエリーを初めて作ることになったきっかけを教えてください。 最初の頃は既製のデザインを扱うこともありましたが、「もう少しこうだったら」と感じることが多く、取引先に何度も細かく要望を伝え続けていました。 そうしたやり取りの中で、「それだけこだわりがあるなら、自分で一から作った方がいい」とビジネスパートナーから背中を押され、独立からわずか半年で自分でオリジナルデザインを自ら手掛けるようになりました。...
宝石商として歩み始めて7年。著書の発売から3年。 櫻井彩子は、ハイブランド中心だったジュエリーの世界に対して、SNSを通じて“宝石商から買う”という新しい価値観を提案してきました。 その提案は少しずつ広がりを見せ、今ではひとつの選択肢として受け入れられつつあります。 そして今、櫻井彩子は次のフェーズへ。 前編では、これまでの歩みとともに、キャッチフレーズに込めてきた想いや、その変化について伺いました。 “良いものを届けたい”という想いだけで始まった、宝石商としてのストーリー Q:宝石商として活動を始めた当時と今では、どんな変化があったと思いますか。...
ジュエリーが絵画だとしたら、指先は額縁。そんな価値観で、ネイルを大切にしています。 今回のコラムでは秋冬のネイルを軸に、指輪の装い方をシーン別にご提案させていただきます。 美しいネイルは、指輪の輪郭を際立たせる ネイルを更新するとき、私なりの決まったオーダーがあります。 それは…… “くすませたピンクをベースとした、 ベーシックカラー” 幼少期から宝石に触れ、どんな手元がいちばん宝石が輝くか考えたとき、肌の色がぱっと白く健やかに見えると、不思議と宝石の輪郭が鮮明に映っていることに気がつきました。 そこで選ぶようになったのが、ピンク。私の手肌を健やかに美しく見せてくれます。決してピンクをおすすめするというわけではなく、肌の色味にはイエローベース、ブルーベースなどその人らしい色がありますので、肌が美しく見えるマイカラーを指先に取り入れてみてほしいです。 そしてもうひとつ大切にしているのが、色をくすませること。ヨーロッパの絵画に感じるシャビーシックな色彩は、宝石の輝きに深みを与え、手元の完成度を高めるから。忘れてならないのが、主役はあくまで宝石。邪魔をしないベーシックカラーでまとめています。...
櫻井彩子は2019年からインスタグラムでジュエリーについての発信を始め、宝石への確かな知識や豊かなデザイン力が周知されると、あっという間に宝石商としてトップクラスの人気を獲得しました。 今では「日本一の宝石商になりたい」という目標を掲げるまでになりました。 こう言うとあたかも彼女が「時代の寵児」「ラッキーガール」のように思われるかもしれません。しかし私はスタッフとして参加した「お披露目会」で、彼女の真骨頂を見ました。 今回のコラムでは、彼女の友人でありビジネスパートナーでもある「久美ちゃん」の姉の私・吉村真理子が、第三者的立場から贔屓目なしに見た「櫻井彩子」について書いていきます。 ①観察眼彼女はジュエリーに関してはもちろんたぐいまれなセンスを持っていますが、人としても様々な能力を持っています。最初に挙げるとするならば、「観察眼」でしょう。 彼女の集大成であるお披露目会を心待ちにしているお客様のため、会場を美しい花々で飾り、ジュエリーを見やすく配置し、ライティングで照らす…そのすべての作業を彼女が監修していました。「この場所が寂しいからお花が欲しい」「ここにあるジュエリーはあちらと入れ替えよう!」そうした指示を次々に出していました。時には「思い付きなのでは?」「そんなところまで必要かな」と思う部分も正直ありましたが…会場に足を踏み入れたお客様の笑顔がぱっと輝くのを見るたびそれらが的確なものだと納得しました。 ②コミュニケーション能力初めて会ったとき「物おじしない」「礼儀正しい子」だなという印象を受けました。おそらく彼女は自分を必要以上に大きく見せようとせず、むしろ「ありのまま」でいようと心掛けているのだと思います。また、特筆すべきは「既視感」です。彼女と話したことのある人はわかると思うのですが私も「以前に彩ちゃんと会ったことあったかな?」と思ったほど「すでに知っている感じ」がしました。それほどまでに彼女は「親しみやすさ」を持っています。親しみやすいと心を開いてもらい信頼関係を築くことが可能になります。だからおのずと、彼女の周りには信用できる人が集まってくる、お披露目会には息のぴったり合ったスタッフが集結していました。これも彼女の人柄のなせる業です。 ③先見の明これは商いをするだけでなく日々の生活の中でも重要な能力です。ただ頭がいいだけでは発揮できない能力でもあります。 彼女のひらめきや予言、ひいては願いまですべてが現実のものとなります。それは辛い出来事からも目をそらさず自分の中で消化し、糧にしてきた結果身についたものだと思います。これまでには悲しい思いもしたでしょうし、心無い言葉をかけられることもしばしばだったと聞いています。でも彼女は苦しみや迷いでさえも自分への自信や確信に変えてきました。そうすることで想像力が豊かになり、相手の気持ちをおもんぱかることができるようになったのではないでしょうか。お披露目会中も悩んでいるお客様に寄り添い、自分の利益は二の次で、生活環境やご予算、好みに応じてジュエリーを提案している姿が見られました。彼女がお見立てしたジュエリーは多くのお客様がとても気に入っていらして、「さすが」の一言でした。 おわりに.彼女が宝石商として輝いているのは、そこに「人間力の高さ」が伴っているからなのです。奢ることなく努力し続ける姿勢こそが彼女の魅力です。 ...
2023年2月26日に「宝石にブランド料は要りません」というタイトルの書籍を出版しました。 書店で私の本が目に留まり、書籍を読んで私のInstagramをフォローしました!という方からご連絡いただくことも増えてとても嬉しく思います。 書籍のChapter3は「PERSONALITY」と題して私の価値観を書き下ろしました。 こちらが好評で、コラムでも続編を読みたいとのお声をいただきましたので、シリーズでお届けしようと思います。 ジュエリーとファッションのコーデをInstagramのストーリーズにアップすると、顧客様達から、ジュエリーをどんなコーデに合わせたらいいのかご質問を頂きます。 正解はないですし、ご自身の好きなタイミングで、いつでも、どこにいくにも身につけていただくといいのですが、私は、宝石をはじめ身につけるものには少々こだわりがあります。 みなさんはお洋服やバッグを買う時に何を判断基準にされますか? 価格という人もいるでしょう。コストパフォーマンス優先という人もいます。このブランドの世界観が好きだ、という人もいると思います。 私は「身に付けると自分の気持ちがワクワクするもの」という基準で選んでおります。 このコラムを書くにあたって、もう少し掘り下げてみました。...
今日は、よくご質問いただく「人工ダイヤモンド」についてお話ししたいと思います。まず、前提として、私は宝石商ですので・ラボグロウンダイヤモンド(人工ダイヤモンド)・モアサナイト(炭化ケイ素)・トリート(人工的に処理を施したもの)などの人工処理を施した宝石は一切取り扱いません。理由としては大きく2つ挙げられます。①リセールができない可能性がある②天然ダイヤとは違い、量産のできる「工業製品」1つめの「リセール不可」ということは、つまり、多くの宝石商は買取りをしないという意味です。2つめの「工業製品」は買取できない理由にも繋がりますが、量産できるため現在の私の考えとしては評価出来ません。 宝石の魅力はいくつもありますが、その中でも私は「ロマンティック」という言葉を大切にしています。何億年ものあいだ、地球の奥深くに眠っていたダイヤモンドの原石。とてつもなく長い年月をかけて地表に上がり、採掘されて磨き上げられたダイヤモンドの輝きに女性がうっとりするのは、壮大なロマンを感じているからだと思うのです。私は宝石商としても、ひとりの女性としても、「ロマンティック」じゃないものは身につけたくありません。価値を理解した上でアクセサリーとして購入されるのはご自身の判断だと思いますが、真実を知らないままに購入されると、後悔するかもしれません。私は、人工物や合成ダイヤモンドは宝石とは思っておりません。 ダイヤモンドの鑑定書を発行している米国宝石学会GIAのサイトには下記のような記載があります。「天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドが形成される条件は非常に異なるため、成長構造の違いと原子レベルの欠陥が生じます。なので、これらが同一であると言うと誤解を招きます。全く同じだったら、区別することはできません」 と、GIA執行副社長兼ラボ・研究最高責任者のTom Mosesは語ります。 私は宝石商として、顧客様には真実を誇張せずに真摯にお伝えし、ご提案することを常日頃心がけております。自分自身がトキメク事が出来ないものは取り扱いませんので、皆様、信頼してお任せください。
GIAとは、宝石学と宝飾品アート分野における企業や会社へ宝石教育を提供し貢献する非営利の宝石研究機関です。 当店では、GIAのトレーニングを受け、GIAが認定している資格(GG)を取得している取引先や大手卸業者と契約しているため、GIAグレード(世界でハイクオリティと認められた)の宝石をご提供することが可能です。 私が取り扱っている、全てのジュエリーがGIAの審査を通過しているわけではございません。 GIAグレードのジュエリーをご希望のお客様は、ご連絡の際にご要望としてお伝えいただけますと幸いです。 また、GIA以外の鑑定につきましても、ダイヤや色石は中央宝石研究所、真珠は真珠科学研究所の鑑別機関を使用しております。 安心してお買い求めいただけますと幸いです。