ダイヤモンド
エンゲージメントの第一候補である“主役の輝き”がありながら、時には他の石を飾る脇役にも。
宝石から似合わせに来てくれる、等身大で纏えるジュエリー。
最愛のパートナーになるダイヤモンド
「いちばん硬い鉱石」 と言われているダイヤモンド。その頑丈さから、細かな所作を気にせず身に付けていられるため、人生の相棒として選ぶのにふさわしいと思います。
大粒で主役として存在感を放つ時もあれば、他のジュエリーの引き立て役にもなれる。しなやかな輝きは、デニムに白Tでラフに纏えるため、ジュエリー初心者でも必ず似合います。
だからこそ、「宝石は、自分の価値観を持つこと」がいちばん反映されるのもダイヤモンド。輝きが強く、資産性も強いため、鑑定の種類も見極め方も多種多様にあります。
ダイヤモンドは、地球の奥深い高温かつ高圧の環境下で生まれるため、よく見ると黒い点や傷ができています。その見え方や数で、価値を評価していきます。
私がダイヤモンドを選ぶ時は、光沢、輝き、艶を感じられる業界用語で言う“照り”を重視しています。肌にのせた時の美しさがあってこそのジュエリーと考えているため、ダイヤモンドはとくに照りを大切にしたいと思っています。
そして、少し予算があったならば、傷や内包物が少ないと評価されているSI。内包物がごくわずかと評価されるVSではなくていいと思っているのは、照りの美しさがあれば、ご予算によっては充分VSと大差はないと思っています。ただし、この価値観はラウンド型のダイヤモンドだけ。ハート型やスクエア型など、変形ダイヤモンドにカテゴライズされるものは、予算に応じてなるべくVSでお見立てするようにしています。
ダイヤモンドを選んだ後は、魅せ方を考えるのもカギ。石をセッティングする時の立て爪は、2点留めを選ぶとフェミニンな印象に。4点留めを選ぶと、ハンサムでコンサバティブな印象になります。
ダイヤモンドはデイリーに身に付けられるジュエリーですから、なりたい自分を反映させた時、装いも気持ちも理想に近づけてくれます。