エメラルド
ジュエラーなら誰もが虜になる、魅惑的なグリーン。時におしゃれに、時にエレガントに。
自分のものにしたいプレシャスなジュエリー。
清楚な人ほど纏ってほしい、妖艶なグリーン
ファッショナブルなグリーンは、華やかなものから、洗練されているデザインまで、いくつコレクションしても飽きない。世界中の宝石商も探し求める、宝石を知った者たちの心を掴んでやまないジュエリーが、エメラルドです。
エメラルドはベリルという鉱物から生まれる石。美しい色に加えて透明度が高く、色の帯や色むらがないエメラルドに最高の価値が認められています。そんなエメラルドを見抜く目を持った宝石商と出会うことが大切になってきます。私自身、「エメラルドが得意」と答えているのは、仕入れの時に選んだ石を鑑別に出すと、評価の高いエメラルドになる確率が高いから。エメラルドを探す時、目利きができるかどうか確認をすると良いと思います。
知識として入れておきたいのが、オイル処理。エメラルドは非常に柔らかい石で傷や内包物も多く見られるため、専用のオイルなどを染み込ませて照りや透明度を変化させます。ほとんどのエメラルドが、採れた時点でオイル処理を施しています。ノンオイルで美しいものは非常に希少で、完璧な人間を探すくらい難しいと言われています。
エメラルドを身に付けるとしたら、やはりエメラルドカットが素敵。鉱物の生え方から原石の段階でエメラルドカットと言われるくらい、長方形の形をしているので一番自然にエメラルドの美しさが際立つと思います。
海外では、カジュアルなジャケットとデニムに大きなエメラルドを差したり、あえて甘いお洋服の外し役としてハンサムなエメラルドカットのリングを大胆につける。おしゃれのギャップを楽しむことが多いです。
また、エメラルドは密度が低いため、1カラット=0.2gで換算した時に、ダイヤモンドの1カラットよりも大きく見える。予算もあると思いますが、臆せず、大ぶりを付けてみてほしい。誰もが夢中になるグリーンは、いつもの自分とは違った独特の魅力が増していくと思います。エメラルドは代用品が存在しない唯一無二の“グリーン”。