商品のご紹介

南洋真珠 13mmリング「水色の蕾」

指先に、ふわりとほころぶ初夏の風景を。「水色の蕾」は、13ミリの南洋真珠を主役にしたリングです。その名のとおり、咲く前の蕾のふくらみを思わせる、柔らかく丸みを帯びたフォルムが特徴。凛とした清涼感と、そっと手元を包むような優しさを同時に宿しています。

真珠の周囲には、淡く繊細な色合いのピンクサファイアとアクアマリンをあしらいました。お好みに応じて、いずれかをお選びいただけます。それぞれが真珠の輝きを引き立て、光の角度でふわっと移ろう彩りが、まるで水面に映る蕾のような美しさを表現します。

同じくチューリップの花をモチーフとした「チューリップローズ」が咲き誇る開花の姿を表しているのに対し、「水色の蕾」はその一歩手前の、ふくらみと余白のある美しさを表現。やわらかで包み込むようなデザインは、ホロンとした立体感を求める方におすすめです。どちらのデザインにもそれぞれの魅力がございますので、お好みに合わせてお選びください。

現在、南洋真珠全体としては需要と供給のバランスは安定していますが、13mm以上の大粒で、照り・巻き・形のいずれにも優れたハイクオリティな真珠は、依然として市場で高く評価されており、その希少性はむしろ高まりつつあります。価格と品質のバランスが取れた珠はごくわずかで、その出会いはまさに一期一会。

私は長年にわたり信頼を築いてきた取引先とのご縁により、今回もこうした高品質な真珠を適正価格で確保することができました。この出会いを「水色の蕾」というかたちで皆さまと分かち合えたら、これほど嬉しいことはありません。

なお、本商品はノーソートでのご案内となるため、真珠や脇石の細かな色味や照りのご指定は承っておりません（ご希望の場合は別途ご相談となります）。真珠には鑑別書を添えてお届けいたします。天然の真珠は、一粒ごとに異なる個性をもち、わずかなエクボや形の揺らぎも自然が育んだ証。その個性を愛し、永く寄り添っていただける方のもとへ、お届けできれば幸いです。

真珠の選定には自信があります。次回の入荷が未定となる可能性もございますので、ご縁を感じていただけた方は、どうぞお早めにご検討ください。