櫻井彩子の価値観VOL.3―「彼女が“日本一の宝石商”を目指すまでに成り得たワケ」
櫻井彩子は2019年からインスタグラムでジュエリーについての発信を始め、宝石への確かな知識や豊かなデザイン力が周知されると、あっという間に宝石商としてトップクラスの人気を獲得しました。
今では「日本一の宝石商になりたい」という目標を掲げるまでになりました。
こう言うとあたかも彼女が「時代の寵児」「ラッキーガール」のように思われるかもしれません。しかし私はスタッフとして参加した「お披露目会」で、彼女の真骨頂を見ました。
今回のコラムでは、彼女の友人でありビジネスパートナーでもある「久美ちゃん」の姉の私・吉村真理子が、第三者的立場から贔屓目なしに見た「櫻井彩子」について書いていきます。
①観察眼
彼女はジュエリーに関してはもちろんたぐいまれなセンスを持っていますが、人としても様々な能力を持っています。最初に挙げるとするならば、「観察眼」でしょう。
彼女の集大成であるお披露目会を心待ちにしているお客様のため、会場を美しい花々で飾り、ジュエリーを見やすく配置し、ライティングで照らす…そのすべての作業を彼女が監修していました。「この場所が寂しいからお花が欲しい」「ここにあるジュエリーはあちらと入れ替えよう!」そうした指示を次々に出していました。時には「思い付きなのでは?」「そんなところまで必要かな」と思う部分も正直ありましたが…会場に足を踏み入れたお客様の笑顔がぱっと輝くのを見るたびそれらが的確なものだと納得しました。
②コミュニケーション能力
初めて会ったとき「物おじしない」「礼儀正しい子」だなという印象を受けました。おそらく彼女は自分を必要以上に大きく見せようとせず、むしろ「ありのまま」でいようと心掛けているのだと思います。また、特筆すべきは「既視感」です。彼女と話したことのある人はわかると思うのですが私も「以前に彩ちゃんと会ったことあったかな?」と思ったほど「すでに知っている感じ」がしました。それほどまでに彼女は「親しみやすさ」を持っています。親しみやすいと心を開いてもらい信頼関係を築くことが可能になります。だからおのずと、彼女の周りには信用できる人が集まってくる、お披露目会には息のぴったり合ったスタッフが集結していました。これも彼女の人柄のなせる業です。
③先見の明
これは商いをするだけでなく日々の生活の中でも重要な能力です。ただ頭がいいだけでは発揮できない能力でもあります。
彼女のひらめきや予言、ひいては願いまですべてが現実のものとなります。それは辛い出来事からも目をそらさず自分の中で消化し、糧にしてきた結果身についたものだと思います。これまでには悲しい思いもしたでしょうし、心無い言葉をかけられることもしばしばだったと聞いています。でも彼女は苦しみや迷いでさえも自分への自信や確信に変えてきました。そうすることで想像力が豊かになり、相手の気持ちをおもんぱかることができるようになったのではないでしょうか。お披露目会中も悩んでいるお客様に寄り添い、自分の利益は二の次で、生活環境やご予算、好みに応じてジュエリーを提案している姿が見られました。彼女がお見立てしたジュエリーは多くのお客様がとても気に入っていらして、「さすが」の一言でした。
おわりに.
彼女が宝石商として輝いているのは、そこに「人間力の高さ」が伴っているからなのです。奢ることなく努力し続ける姿勢こそが彼女の魅力です。
私はこれまで目にしたことのなかった本物の宝石に触れる機会を得て、その美しさ、奥深さに魅了されましたが、櫻井彩子以外の宝石商のジュエリーだったなら、これほどまでに宝石を魅力的だとは感じなかったと思います。なぜなら、彼女のもつ人間力と宝石の輝きが相乗効果となり、美しさを増加させているのだと今年のお披露目会で気づかされたからです。
進化し続ける櫻井彩子の、来年のお披露目会には、さてどんなジュエリーが並ぶのか?今から楽しみでなりません。そしてこの調子で多くの人が彼女の宝石に魅了されていくならば、彼女が「日本一の宝石商」となる日もそう遠くないのではないかと思うのです。