顧客様インタビュー Vol.3
「顧客様インタビュー」シリーズも3回目になりました!
今回は初めてご購入頂く顧客様にインタビューしました。
名古屋から外商のために東京に来ていただいた小林亜美様です。
亜美さんは21歳。現在、アクセサリーショップに勤められています。
当日はお母様も一緒に外商に立ち合われました。
Z世代の顧客様。
「外商」という販売スタイルをどう捉えているのかお聞きしましたので、楽しみにご覧ください。
※Z世代
2022年の時点で、10歳〜21歳の人たちのこと。
物心がついたときからすでにデジタル技術が発達しており、インターネットやオンラインの世界に慣れ親しんでいるという点が特徴。
Web検索を巧みに使って情報収集をし、主なコミュニケーションはSNSで行うなど、ライフスタイルの中心にデジタル技術が存在している世代のこと。
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―「櫻井彩子」を知ったきっかけは?
現在、私はアクセサリーショップに勤めています。
お店に出入りしている業者さんと接するうちに「宝石商」という職業が気になりました。
それと同時に、アクセサリーじゃない、「ジュエリー」にも興味が出てきたので、Instagramで「#宝石商」「#御徒町」で検索したら、彩子さんを見つけました。
彩子さんの投稿を見ていたら、私が知っている「宝石商」さんとは全然違って、ご本人はもちろん、ジュエリーもデザインも素敵で、この人に会ってみたい!って思って、母にも彩子さんのアカウントを教えました!
―宝石に興味を持ったきっかけ
宝石だとアクセサリーと違って、リフォームしてずっと長く使い続けられるし、
母やおばあちゃんが長く宝石を持ち続けているのをみて、ずっと愛用できる宝石は素敵だなと思いました。
いっとき、友達と一緒にGUCCIの指輪を買っていたけど、もうそれには興味がなくなってしまいました。
来年もこの指輪をつけたいのかなと思うと、違う気がして…。
お友達でジュエリーに興味を持っている子はなかなかいないですけどね(笑)
―今回、外商にきたきっかけは?
インタビューを受けてくれる人を募集しているって知って、立候補しました!
母にも伝えたら、母もずっと彩子さんのアカウントをみていたようで、
「宝石にブランド料は必要ございません」という言葉が、すごく信頼できるねって一緒に来てくれることに。
彩子さんのインスタを毎日見ていたら、「ジュエリー熱」がどんどん上がってしまいました。彩子さんを知らなかったら、きっとここまで「宝石が欲しい!」とは思っていなかったかも。
―今回のお目当ては?
ボリュームのあるダイヤのエタニティリングが欲しいって心に決めてきたけど…
こんなに素敵なデザインのジュエリーを目の前にしたら、揺らいでしまう〜。
ずっと見てられますね(笑)
欲しいものがたくさんあるから、お仕事頑張らないと!
彩子さんのジュエリーを見たら、他のアカウントのジュエリーを見ても、もう心がときめかないんです。
なんだろう。すごく微妙なラインの細さとかデザインの繊細さとか…
なんか、全然違うんです。
こうやって実物を見ると、なおさら、他のものでは満足できないですね。
おばあちゃんから譲り受けた宝石も数点あるので、ぜひ彩子さんのデザインでリフォームしたいです。
―Z世代から見た「外商」という販売方法について
「宝石商」という言葉は昭和っぽいけど、こうやって実際に彩子さんにお会いして、お見立てしてもらうと、「彩子さんから買う」ということに価値があるって思いました。
外商は、ここでしか体験できないことがあって、この時間もとても楽しいです。
ブランドと違って、組み合わせも自由だし、プロの彩子さんのアドバイスも受けられるし。
購入までのプロセスも楽しめるというところに価値があると思います。
最近はなんでもネットで買ってしまうけど、「購入した」という実感が薄いんです。
気づいたらポチっとしていた…みたいな。
―最後に亜美さんの夢をお聞かせください。
彩子さんにお会いして、改めて「私はすごくジュエリーが好きなんだ」と実感しました。
今後、宝石関係か、同じく“女性をきれいにする”美容のお仕事をしたいです。
今日のネイルも、自分で塗りました。
こういう細かい作業が好きなんです。
ネイルに合わせたジュエリーを選ぶだけでも、すごくワクワクしますね。
こんな気持ちになれる仕事をしたいなって思います。
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インタビューを終えて
宝石商は圧倒的に男性の方が多い業界です。
貴重品を持ち歩くので、必然とそうなっていったのだと思いますが、私は常々、母直伝の“女性目線”の外商を心がけています。
デザインもそう。
指にしなやかに沿うライン。
華やかさを纏えるもの。
私はデザイナーではありません。
宝石卸の会社にいたときに何万個という数の宝石をみて、石を見る目を養いました。
その経験を活かして、ひとつひとつの石が持つ魅力を最大限引き出せるデザインを職人さんにディレクションしています。
職人さんも御徒町にはたくさんいらっしゃいます。
私の思うデザインをカタチにするには、地金の薄さ1mmのズレも妥協はできません。
そのことを理解して忠実に再現してくださるパートナーと組んでいるので、私のデザインを真似しても決して同じものにはならないのです。
若干21歳で、その本質をわかっている亜美さんへのインタビューは、私もとても刺激を受けました。
名古屋からお越しいただき、本当にありがとうございました。